2021/02/04 15:15

一般的においしいと言われるお米の基準

日本穀物検定協会の食味検査では、おいしさの基準はアミロースは数値が低いほど、炊いたごはんに粘りが出ておいしくなり、タンパク質も、数値が低いほど軟らかく、ふっくらした炊き上がりになり高評価となります。
水分は14~15%が最適とされています。

こしひかりが美味しいその理由は、お米の成分となるタンパク質、でんぷんの主成分であるアミロースやアミノペクチンのバランスが整っていることです。

こしひかりの特徴

色、ツヤ、香りの三拍子がそろった最高級のお米です。濃い味付けのおかずと相性が良く、ごはんそのものを味わうのがオススメ、粘り気が強いので、丼もの、チャーハン、お寿司には向いていません。

佐賀県特別栽培農産物認証制度とは

化学合成農薬の使用回数と化学肥料の使用量を、県内の栽培方法(一般的な慣行栽培)に比べて5割以上減らして栽培されていること
圃場での生育状況などについて現地審査を行う事により確認し、基準を満たしていると認められた農産物を「佐賀県特別栽培農産物」として認証する制度です。

夢しずくの「系譜」と「特徴」

夢しずくは東北の「キヌヒカリ」と「ひとめぼれ」を交配した品種で、朝露のしずくにゆれる稲穂を由来にしています。
ふっくらと光沢があり、艶やかな炊き上がり、しっとりと粘り気があるお米です。焼き魚や唐揚げなどによく合うお米です。

いつから始まるの?新米の定義と出荷時期!

◎主なお米の清算出荷時期
【8月上旬】
なつしずか(静岡県)、宮崎県(ひのひかり)
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【8月下旬】
こしひかり(佐賀県)

【9月上旬】
夢しずく(佐賀県)、ハナエチゼン(福井県)

【9月下旬】
こしひかり(新潟県)、ひのひかり(佐賀県)、つるがロマン(青森県)

【10月上旬】
さがびより(佐賀県)、はえぬき(山形県)、ササニシキ(宮城県)

【10月下旬】
あきたこまち(秋田県)、ひとめぼれ(宮城県)、ななつほし(北海道)

建産地によって収穫時期は変わりますが、基本的に九州は新米の出荷が早く、東北は出荷が遅いです。

新米の定義

基本的に「新米」は出荷されてから「三ヶ月」の間は「新米」として扱えます。佐賀県で言えば、12月いっぱい新米の時期ということになり、お米屋さんの一番忙しい時期にもなります。

さがびより 8年連続「特A」評価!

日本穀物検定協会が27日発表した2018年産米の食味ランキングで、佐賀県産「さがびより」が8年連続で、「特A」評価をいただきました!
「特A」に選ばれたのは全国で43品種のみ、佐賀県産「夢しずく」も今年は「特A」に選ばれました。

さがびよりの「系譜」と「特徴」

『さがびより』は「佐賀27号」と「愛知99号」を交配した品種になり、気候が変動しても笑顔で収穫の日を迎えられるようにと名付けられました。
さがびよりは炊き上がりのツヤが良く、大粒で弾力のある少し固めのお米です。しっかりとした食感で、おにぎりなどに向いています。
さがびよりイメージキャラクター「ひよりちゃん&ちゅんくん」

小城市の水とお米のおいしい関係!

「ようかん王国」小城市の歴史と水とお米
小城市は、弥生時代に土生遺跡を中心に大陸との交流が盛んに行われ、また江戸時代は小城藩の米どころとして栄えました。江戸時代、出島で荷揚げされた砂糖は、長崎から佐賀を通って小倉へと続く長崎街道を京・大阪・江戸などへと運ばれて行きました。
名水百選の清水川(きよみずがわ)
当時小城郡であった富士町一帯で羊羹の原料である小豆が大量に作られており、また名水百選に選ばれた清水川などの綺麗な水が豊富で羊羹作りに適していました。
綺麗な水が流れている土地は米作りにも適しており、昔から小城市は米どころとしても有名でした。